このブログではQUOREAによる自動売買について、とりあえず初めてみた実践結果を記録しつつ、利益と安定性の向上に向けて考えたことをまとめていきます。
今回のこの記事は実践検討編です!
QUOREAを運用開始するにあたって、ロボットの選択から運用実績、結果の振り返りから次に向けたアクションまで、PDCAサイクル(Plan (計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善))を回しながら、安定化に向けた検討を進めていきます。
どんなロボットを選んで、どんな実績だったのかを随時更新予定なので、皆さんの取引の参考になれば幸いです。
QUOREA 50万円チャレンジ!
今回の検証は、運用資金50万円で始めます。これを転がしながら、QUOREAによる自動売買の実績がどれほどかを検証していきます。
日々、損益がどれほどになったのか、手数料がどれほどになったのかも併せて記録していきます。
最初のロボット選び
長く自動売買運用を続けている私ですが、ロボットを選ぶという行為がいきなり新鮮で面白い。ポケモンで、博士からもらえる最初の3匹のうち、1匹を選ぶみたいな気分ですね。選んだの、1匹じゃないけど。
とにかく、まだ何も勝手がわからないので、なんとなくランキングの上位から選んでみます。
とりあえずバランスを取って、「買い」から入るロボット2名と、「売り」から入るロボット2名の、計4名の布陣で運用開始です。(このブログでは、想いを込めてロボットを1名、2名と数えることにします)
ところで、初めてロボットを選んでみて思ったのですが、なかなか「これ!」と思えるロボットがいません。オススメの最上位にロボットでも、常に勝ち続けているわけではなく、勝率60%程度だったりしています。
また、QUOREAユーザーが自分で作っているためか、そのロボットの機能がいまひとつわかりません。製作者コメントでなんとなく「逆張りでエントリする」とか「じっと待ってチャンスでドンとエントリする」とか書いてあるのですが、その真偽も、レベル感も、正直よくわかりません。
しかも、利益率上位の方のロボット構成を見てみると、オススメ度が低いロボットの組み合わせだったりして、これまた初心者はどうしたら良いか迷ってしまうところです。
デモトレードの結果を頼りに、相場に合わせていくつかのロボットをうまいこと組み合わせるのが目指すべきところなのでしょうが、まずは手探りでいくしかなさそうです。しばらくの間は小まめにロボットを入れ替えながら、感覚を掴んでいこうと思います。
「ある程度の期間は動かさないとロボットの真の成果はわからない」というのが正しい考え方でしょうが、残念ながらこのチームを牛耳っているのは監督である私です。私は、出場した瞬間に活躍しないと即ベンチメンバーと入れ替える鬼監督なんすよ。
とりあえず、選んだ4名のチーム編成で運用開始だー!
初日~2日目
運用開始2日間の取引結果は以下のとおりです。
いきなりすごい勢いで取引が入りました。さすが仮想通貨と言ったところです。
8勝10敗と負け越しながらも、通算利益は+1,514円!・・・と思いきや、手数料が約2,500円かかっていました。これじゃ手数料負けして、損失です。
QUOREAで利益を出すには、手数料が非常に重要であると感じました。小さい利益をコツコツ出していくようなロボットだと、手数料が多くかかってしまって、利益を伸ばすのは厳しいのかも。
ロボット毎の結果を見てみると、「売り」から入る2名のロボットが大きく負けています。エントリ№3のロボットくんが非常にすばらしい成績を出してくれたのにも関わらず、「売り」の2名が大きく足を引っ張ってしまいました。
う~ん、今の時期、「売り」はテクニカル分析のセオリーどおりに動いていないってことなのかな・・・?「買い」のロボットだけに入れ替えてみることにします。早くも選手交代!
【今回のPDCAまとめ】Plan 「買い」と「売り」バランス良ければうまくいくんじゃないか。Do 8勝10敗。+1,514円だけど手数料含めたら損失。Check 「売り」のロボットが大きく負けている。今は「売り」のテクニカル分析が嚙み合ってない?Action 「売り」のロボットはチェンジ!「買い」のロボットだけで構成してみる。
3日目~8日目(2021年5月まで)
運用開始3日目~8日目の取引結果は以下のとおりです。
48勝7敗、期間通算利益は+44,448円でした。手数料は2,522円でした。
成果だけ見たら文句のない成績です。6日間で元金の8%程度の利益を生み出しています。キープできたら月利40%という破格の数字。これこれ、これが見たくてQUOREAを始めたんですよ。
しかも、課題を感じていた手数料割合もだいぶ抑えられています。これもGOOD!
とはいえ、さすがにこれは出来すぎな成績なので、これ以上欲を出すと落とし穴がありそうです。QUOREA運用については、月次10%くらいを目指してロボットを組むのが現実的なのかな~と思っています。この辺はまだ模索中。
さて、全体の成績は良しとして、ロボット毎の成績を見てみましょう。前回の反省から、「売り」のロボットを全員廃止にして、「買い」のロボットだけで構成した編成になっています。
えー、明らかにバランスがおかしいですね。エントリー№4のロボットが、無双しています。
なんとなく、もうちょっとそれぞれのロボットで分散して利益を生み出すような編成のほうが良いんじゃないだろうかという気がします。エントリー№4のテクニカルが嚙み合わなくなる時期が来たら、一気に利益減になってしまいます。
とはいえ、エントリー№3と5のロボットもマイナスを出している訳ではないので、ベンチメンバーと入れ替えるというのも悩ましいところ。どうやらこの2つのロボットはコツコツと低リスクで利益を生み出すタイプのロボットっぽいので、編成に入れておいても損はないような気はします。
とりあえず、全体の成績としてはかなり良かったので、今いるメンバーは継続してもう少し運用を続けてみることにしましょう。追加でもう何名か編成に組み込んでみようかな。
【今回のPDCAまとめ】Plan 「買い」のロボットだけで構成してみる。Do 48勝7敗、手数料差し引いても利益40000円超!Check 結果としては文句なしだが、利益を生み出すロボットに偏りがある。有能な一人に依存しすぎているのは組織として良くないのでは?Action 現メンバーは継続して運用。新たな稼ぎ頭を生むために新メンバーを導入してみよう。
9日目(2021年6月)~22日目
運用開始9日目~22日目の取引結果は以下のとおりです。表のレイアウト変えました。こっちのほうが見やすいね。
ん~、やっぱりそんなにうまくはいかないもんですね。
ここまで積み上げてきた利益のほとんどを吐き出してしまいました。ちなみに期間手数料は4311円でした。
ロボット変えようかな~と思って調べてみたら、この時期、なんだかどのロボットを見ても奮っていないようです。値動きが質がこれまでとは違っているということでしょうか。
最近はボラティリティ(値動きの大きさ)が低い傾向にあります。そのため、エントリーしても利確ポイントまでたどり着かず、グズグズしている間に下落して、保有時間オーバーで負けてしまっているように見えます。今はトレンド的に下落トレンドなので、長く待ってしまうと下落してしまう可能性のほうが高いのです。それで、すべて買いでまとめている私のロボット編成の勝率が悪くなっているのでしょう。
対策としては、利確幅が低いロボットを採用するか、売りロボットを使うかなのですが、前述のとおり売りロボットは好きじゃありません。
利確幅が少ないロボットに変更してみるか。。。
【今回のPDCAまとめ】Plan 現メンバーは継続して運用。新たな稼ぎ頭を生むために新メンバーを導入してみよう。Do 60勝59敗、手数料差し引くと20000円程度の損失!Check ボラティリティが低いため、利確幅に届かず、保有時間を超過している。Action 稼ぎ頭だった№4のロボットを停止して、利確幅が少ないロボットに変更。
23日目~43日目(2021年6月末)
運用開始23日目~43日目の取引結果は以下のとおりです。
78勝47敗、期間通算利益は-10,103円でした。手数料は6,327円でした。
結局、この期間も損失。。。「10勝しても10敗する投手はいらない」という名言がありますが、QUOREAの場合、どんなに勝率が高くても、損を出しては意味がありません・・・。。。
この期間のチャートや取引の結果を見ていて感じたのですが、なかなかQUOREAでは私が自動売買運用をする上でイメージしている「リスク管理だけきっちりして、あとはコツコツ利益を積み上げる」というのが上手くできないなと思いました。
なかなか、上手くいかないですね。。。
まとめ(実践検討終了)
ひとまず、このブログで日々の取引結果をまとめながら検討することはこれにて終了したいと思います。結果的に負け越しな感じで終わっている状況ですが、「QUOREAは利益出せない。もうやめる!」というわけではなく、これからも引き続き同じような資金で続けていこうとは思っています。
今回、証明されたのは、そんな簡単に稼げるほど甘くないということですね。(そりゃそうですよね、だからこそみんな汗水たらして日々働いているんだもん。。。)
たくさんの自動売買運用が世の中には存在しますが、QUOREAはその中でも、再現性が低いほうかなと思います。他の誰かと全く同じロボットをチョイスしても、ロボットのトレンドの移り変わりがものすごく早いため、同じように利益を生み出すのはなかなか難しそうです。
ある程度、自分の中にノウハウを蓄えて、自力でタイムリーに対応できるようにしていかないと乗り遅れてしまうような気がします。いまはツイッターなどで実際に使用しているロボットの紹介をしてくれている上級者もたくさんいますが、いざって時にその上級者の方が「いまはこのロボットはダメだ!こっちのロボットに変更しましょう!」なんて教えてくれる保障はどこにもありませんからね。
そのいざって時が、QUOREAでは割と頻繁に来ます。いくら利益を積み重ねても、1週間に1度くらいの頻繁に現れるそのロボットが苦手な値動きのせいで積み上げた利益を取りこぼしちゃうことが多いです。いわゆる、コツコツドカンのパターンがものすごく多く、将来利益の試算がものすごく難しい。誤解を恐れずに言うと「ギャンブル性が高い」運用であると言えるかもしれません。
あとは、テクニカル分析から取引するのではなく、単純なトラップ&リピートで取引はできないだろうかとも思いますね。含み損抱えながら運用するようなイメージで。
いずれにしろ、もう少し個人的な研究は進めていこうと思います。いずれは自分でロボットも作ってみたいと思っています!