【スワップ】メキシコペソ/円で高金利通貨スワップ投資【2021.03末時点】

メキシコペソのスワップ狙い投資の運用実績公開!
現在はセントラル短資とLION FXの2社にて運用中です。ほったらかし運用継続中。

はじめに

この記事では、メキシコペソを保有することによるスワップ狙い投資の運用実績を公開しています。

メキシコペソはトルコリラに次ぐ高いスワップポイントを得られる通貨として有名です。トルコリラほどリスクが高い印象もないため、外貨預金として保有している人も多いのではないでしょうか。

とはいえ、1年前は8%程度あった政策金利もいまでは4%に下がっており、合わせてスワップポイントも減少しているため、利回りはやや下がり気味。。。
また、トルコリラほどではなくても、新興国通貨特有の変動リスクは付き物であり、なかなか当初計画のとおりに運用するのは難しいと感じている今日この頃です。

私自身、メキシコペソへの投資は2018年の2月から開始しています。
開始当初のメキシコペソ円は5.8円付近でした。それからコロナショックで一時4.2円付近まで下げましたが、目先では5.4円まで回復しているという状況です。

メキシコペソをスワップ投資するということ

この記事の執筆時点(2021年3月)で、メキシコ政策金利は4%です。

私が現在メインでトルコリラ運用しているLION FXでは、現在100,000通貨あたりの買スワップは71円と謳われています。

また、現在のメキシコペソ円のレートは5円付近であり、1Lot(10000通貨)あたりに必要な証拠金は2000円となります。レートが低いため、証拠金がとても低い水準であるということが特徴です。少ない資金で多くのスワップを狙えるということですね。現在レートが108円である米ドル/円が、1Lotあたりに必要な証拠金が43200円であることと比較すると、証拠金の低さがよりわかるのではないかと思います。

この状態で、例えば10万円をメキシコペソ運用したとすると、以下のような試算ができます。

相当な利益率であることがわかるかと思います。10万円を1年置いておいたら、12万円の利益を背負って帰ってくるのですから。

実際は、このとおりの運用を行った場合、ちょっとレートが下がっただけでロスカットとなってしまうので、あまりに非現実的なのですが、それでも各FX会社のHPでは、こういった試算の結果を売り文句にメキシコペソ投資が紹介されています。

そして私も、この売り文句に釣られてメキシコペソ投資を始めたうちの一人です。

高金利通貨スワップ投資の注意点

上記の夢のような試算に含まれていない「落とし穴」は、主に以下の3つです。

  • スワップによる利益以上のスピードで、レートが下がって為替損が広がっていくこと。
  • スワップポイントがいつも一定ではないこと。
  • メキシコペソのような新興国通貨は、長期的に見て、レートは下がっていくものであること。

上記3つのことは、常にリスクとして考えておかないといけません。
別記事では、このリスクが顕在化したトルコリラ運用の実績もご紹介しています

運用実績公開!

メキシコペソのスワップ運用に関する今月の運用実績をご紹介します。

かつてはセントラル短資のほうがスワップポイントが高かったため、その時に保有したポジションがまだ残っています。

LION FXでは投資元金に対して年利率16.8%のペース、セントラル短資では年利率12.8%のペースで利益が出ています。このくらいの含み損で推移してくれていれば、悪くない結果ですね。

運用方法

運用開始した3年前くらいには、毎月3万円ずつ積み立てながらコンスタントにポジションを増やしていきました。

しばらくしてコロナショックが発生したことにより、一気にスワップポイントが減り、為替損の割合が圧倒的に多い時期に突入しました。

実際にやってみて一番感じたのが、スワップポイントが思いのほか安定しないことです。レートが大きく下がるときほど、スワップポイントも下がる傾向にあり、困っているときほど期待はずれの利益しか出してくれませんでした。

「新興国通貨は長期的に見るとレートは下がっていくものである」ということは運用を始めた当初から認識があったため、為替損が上回っている事態に対しては想定の範囲内だったのですが、当初見込んでいたスワップポイントが崩れてくると、果たしていつまで待ってたら為替損を上回るのかが試算できなくなりました。

それが長く続くうち、メキシコペソ投資の不安が大きくなり、今ではほとんど新しいポジションを追加せず、塩漬け状態にしています。

幸い、メキシコペソに関しては目先ではレートがコロナショック以前の水準に近づきつつあり、またコンスタントにスワップ利益が積み重なっていることで実損には至っていないのですが、それでも毎月の積立を再開する気は今のところはありません。

この手の高金利通貨はドルコスト平均法を使用した毎月の積立よりも、ショック時の低い水準でガツンと保有していくほうが自分には合っていると感じるため、場合によっては追加のポジション保有もするかもしれません。

良いレートで良いポジションをつかむことが出来さえすれば、その先の未来で金のなる木になってくれるため、それぞれに合ったやり方で投資できるのが一番かと思います。

今後の見通し

直近のメキシコペソ/円の動きは以下のようになっています。

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個人的には、ずいぶん戻ってきたなぁという印象です。
結果的にショック時でも積立を継続できていれば成果につながっていたわけですが、結果論ですね。コロナショック当時の私に、その判断はできませんでした。

チャートだと、5.45円付近に大きな抵抗があることがわかるかと思います。そこを抜けられることができれば、そのあとは5.5円抜けまで見えてくることでしょう。逆にここでグズグズするようであれば、上昇も一服で、反転ということもありそうです。

月中のニュースやイベントに起因する細かい今後の見通しについては、別記事を書いていきますので、リアルタイムよりの情報はそちらを参考にしてください。

※この記事はあくまで素人の私が考えた結果であり、取引を推奨するものではありません。また、収益を保証するものでもありません。実際の取引についてはご自身の判断にてお願いいたします。

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