<注意>
この記事は、オージーキウイに関する最新の記事ではありません。
最新の記事は以下のサイトマップから「今後の見通し」の最新記事を参照ください。
お疲れ様です。みやすぐです。
トラリピ最強通貨として名高いオージーキウイ。多くの方がトラリピ運用の主軸としていると思います。
相場観を重要視しない自動売買運用とはいえ、やはり最低限の相場の見通しはあるに越したことはありません。
この記事では、豪ドル/NZドル(オージーキウイ)の今後の見通しについて、やわらかい表現でまとめていきます。
今回は、ちょっと地合いが変わってきた?オージーキウイの最近についてまとめました。
直近の値動きは?(2021/12/18時点)
オーストラリアとニュージランド、両国の政策金利の差が開いていく予測により下降トレンドに入っていたオージーキウイの値動きですが、12月中旬に入ってからは上昇転換。
目先では1.055 NZドル あたりまで戻ってきていて、このままレンジ中央値(1.07NZドル付近)まで戻すかどうかというところにきています。

豪ドル高の理由は?
まずは、市場の全般的なところに漂っていたオミクロン株やテーパリングによる不透明感がやや薄らいだことにより、なんとなくリスク選好の流れになってきたこと。これが、豪ドルやNZドルのようなオセアニア通貨に良い材料を与えてきているということは言えるでしょう。
オセアニア両国にポジティブ材料が出現しただけではオージーキウイの値動きにさほど影響はしないのですが、直近で出たニュージーランドの第3四半期経常収支が大幅赤字拡大の結果だったことにより、オーストラリア>ニュージランドとなり、オージーキウイとしては上向きに触れました。
元々、これまでの下降トレンドは、2023年末に政策金利の差が2%と大きく開く見込みであることから豪ドル安に振れていることが原因でした。
相変わらずRBA(オーストラリア準備銀行)は「2024年前の利上げはないよ!」と発表しているので、この辺の地合いはそれほど変わらないように思えますが、実は少しずつ風向きが変わりつつあるようです。
これまでと少し違った見方が出てきたみたいですよ。
オーストラリアが早期利上げに踏み切る…?
実は、最近の市場では「オーストラリアは早期利上げする」という噂が漂っているんです。
RBA(オーストラリア準備銀行)のロウ総裁は、典型的なハト派(慎重派)であることは知られているため、そもそもよほどの確度がなければ「利上げする」とは言わないと思われています。
そんな中、最近の原油高を追い風にした成長相場と、それに伴うインフレが、RBAの利上げ後押しになると考えられています。RBAの慎重発言は他所に、実態は好景気加速で引き締めが必要になるだろうという見方ですね。
また、逆にNZドルのほうは、中銀がタカ派で「金利上げてくよ!」って堂々と発言していたこともあり、いまの相場はすでに金利上昇を織り込み済みです。そのため、特に目新しい材料がなければ、好材料出尽くしによりNZドルは勢いが弱くなりそうなので、オージーキウイの目先としては豪ドル高、NZドル安に振れていくことが考えられます。
オーストラリアのコロナ状況
政策金利の観点からは、豪ドル高NZドル安の見方が強まってきていますが、直近では気になるニュースも飛び込んできています。
オーストラリアではついこないだ、約100日続いたシドニー(を含む州全域)のロックダウンがようやく解除されたばかりですが、オミクロン株によるコロナ流行が再発してしまっているというのです。
12月17日に報告された新型コロナの新規感染者は2日連続で過去最多を更新したらしく、オミクロン株による再びのロックダウンも気になるところ。
どうやらオーストラリアでは、これまでのロックダウン生活が終わった解放感からか、一気にはっちゃける人が多発しているようで、オミクロン株の感染もパブやパーティーなどのイベントが主体のようです。よく考えたら、オーストラリアって今夏休みだし、まぁはっちゃけたい季節だよね。。。
こうなったらまたロックダウン、それによる景気後退、そして豪ドル安…というちょっと前に見たようなシナリオをまた辿ってしまうようにも思えますが、今回のオーストラリア政府の対応はちょっと違うようです。
オーストラリア政府は前回のロックダウン実施による景気後退を相当深刻に捉えているようで、少し前からいわゆる「withコロナ」の方針に舵を切っています。モリソン首相も「常識的な予防対策を心がけながら、普段通りの生活を送り、夏を楽しんでほしい」と発言しています。
オーストラリアではすでにワクチン接種率がかなり高く、重症化患者への対応だけしっかりすれば新規感染者数が増えることは大した問題ではないと考えられているようなのです。実際、オミクロン株は重症化リスクが低いと言われているため、なんとか雇用も維持したまま経済を動かしていくことを重視している模様。
となると、あまりにもコロナ感染状況がひどくならない限りは、豪ドル経済への影響は限定的と考えられそうです。
多少落ち着いた状況が続くかも
レンジ下限をうろついていた2か月前と比べれば、オージーキウイは少し安心して動きを見守れる状況に戻ったかもしれません。
それを裏支えするのは、オーストラリアの盤石な体制にあるようにも思えます。
一度失敗して「withコロナ」に即切り替える政府の対応の早さ、失敗を受け入れるトップの器の大きさ、そして豪ドルの値動きをギリギリのところでうまくコントロールしているRBA、オーストラリアという国はかなりレベルの高いことをうまく実施している国のように感じます。(トルコもこんな感じになってくれないかなぁ)
オージーキウイの今後の見通しについては、引き続き材料が発生次第、記事にしていく予定です。トラリピにとって、前向きな材料が出てくるとうれしいですね。
以上、よろしくお願いいたします。
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