<注意>
この記事は、オージーキウイに関する最新の記事ではありません。
最新の記事は以下のサイトマップから「今後の見通し」の最新記事を参照ください。
お疲れ様です。みやすぐです。
オージーキウイが、7年ぶりの高値更新で荒れています。
私の主戦場は相場の値動きを予測しない自動売買運用ですが、最低限の相場の見通しはあるに越したことはありません。
この記事では、豪ドル/NZドル(オージーキウイ)の今後の見通しについて、難しくないやわらかい表現でまとめていきます。
今回は7年ぶりの高値更新の上昇要因と今後の見通しについて考えていきます。7年ぶりの高値更新でも、皆さんが知っているオージーキウイの値動きルールが崩れたわけではないということを、私は声を大にして言いたいのである。
なぜこんなに豪ドル高なのか
最近のオジキウ見通しはこればっかり言ってる気がしますが、まずはなぜこんなに豪ドル高なのかを考えていきましょう。
・・・で、考えた結果、今は豪ドルが高いのではなくNZドルが安いのだ、という考えに落ち着きました。
と言うのも、やれ政策金利が上昇傾向だとか、やれロシアウクライナ戦争の長期化で資源価格が高騰しているだとか、豪ドルの上昇理由は挙げ出したらまぁそれなりにあるのですが、それにしたってここまで一方的に豪ドル高に振れるほどの理由にはならないんです。
だって、政策金利についてはニュージーランドだってオーストラリア以上に上昇傾向と見られているし、ニュージーランドだってそれなりに資源国ですから。
豪ドルに上昇理由があるわけではないとなると、NZドルに下落理由があると考えるのは、思考ルーチンとしては妥当でしょう。
そもそも、オージーキウイ(AUD/NZD)のレートは、「豪ドル/米ドルのレート÷NZドル/米ドルのレート」で決まるため、NZドルが安くなるとオージーキウイは上昇していくことになります。
試しに、「豪ドル/米ドルのレート」と「NZドル/米ドルのレート」を比較してみることにしましょう。
なんでNZドルこんなに弱いの?
じゃあ、なんでNZドルがこんなに弱いのかっていう点ですが、調べてみても「これだ」というインパクトのある下落理由が見つかりません。
強いて言うならば、ニュージーランドから出てくる経済指標が、毎回ビミョーに期待外れであることが思い当たります。
8月末のニュージーランドの「四半期小売売上高(4-6月期)」は、予想:+1.7%に対して、結果:-2.3%でしたし(これはビミョーっていうかかなり悪い数字)、9月14日に発表された「四半期経常収支(4-6月期)」は、予想:-47億NZドルに対して、結果:-52億NZドルでした。
なんとなく最近のニュージーランドの経済指標からは、良い結果を期待してるけど、あれ?となっちゃう肩透かしを食らってる感じがあります。
とはいえ、悪い話ばかりではなく、9月15日に発表された「四半期国内総生産(GDP) 前期比」は予想:+1.0%に対して、結果:+1.7%でした。この結果で豪ドル安NZドル高に振れるかと思いきや、市場は全然反応せず…(なんでやねんΣ(・□・;))
政策金利はNZドル有利な状況!
オージーキウイの値動きは「オーストラリアとニュージーランドの政策金利の差で決まる」というのが最も一般的なセオリーですが、現在の政策金利見通しで言えば、ニュージーランド有利な状況にあります。
と言うのも、オーストラリアがインフレ率を落ち着けるためにやってきた利上げの成果がすでに出てきているからです。まだ経済指標発表には見えてきませんが、「どうやらそろそろ利上げペース鈍化の目途がついてきたらしい」というのが市場に流れている予測です。
一方、ニュージーランドは先日の政策会合にて、0.50%の利上げを行うことを決定。これにて政策金利は2.50%から3.00%へアップ。ついに利上げも7期連続アップとなっています。
ついでに声明ではこんな強気発言も見られました↓
達成スルマデ、利上ゲ、ヤメナイ!!!
ニュージーランドが、オーストラリアよりもタカ派(強気)な姿勢を見せるのはいつものことなので、多少は言葉以下に脳内変換して捉える必要はありそうですが、それでもなんだかやたらと利上げの継続を強調していることは事実であります。
利上げ打ち止めが噂されてきた豪ドルと、ここに来て改めて利上げ継続が宣言されたNZドル、政策金利を見たらNZドル高にいつ振れてもおかしくない状況と言えます。
直近の値動きは?(2022/9/24時点)
さて、改めて直近のオージーキウイの日足チャート値動きを見てみましょう。
う~ん、なんやかんや言っても、現実は豪ドル高の状況が続いています。度重なる上値ブレイクに戦々恐々としている方も多いことでしょう。
ただ、ここでもう一度改めて、大きな目線でオージーキウイを見てみましょう。今度は、月足チャートです。
おそらく、多くの人は「オージーキウイはレンジ相場になる」という前提のもと、オージーキウイに投資していると思います。その投資を始める際、レンジの幅をどう捉えていましたか?
私は、このチャートを見て「上値:1.15NZドル、下値:1.00NZドルのレンジ幅なんだなぁ」と思っていました。だって、2015年に高値1.147NZドルまで付けているから。
世界中の人が同じチャートを見ていて、もし「オージーキウイのレンジ幅は上値:1.13NZドルまでだ!」と考えていた人がいたとしたら、それはちょっとチャート見るときの縮尺が狭すぎ、と言わざるを得ません。
というわけで、私のトラリピ設定もロスカットレートは1.15NZドル(をちょっと超えた辺り)でリスク設定しています。
現状、まだまだオージーキウイの値動きルールが崩れたわけではない、と私は思っています。(もちろん、多少の焦りはありますが!)
もし、これが本当に1.15NZドルを上抜けて来たら…、その時はいよいよ撤退戦略を考えないといけませんね。
ブレイクしたわけじゃないってことだね。
今後の見通し
オージーキウイは、同じようなレンジ幅を行ったり来たりする値動きになる通貨ペアです。
その理由は、資源・人口・経済状況などなど、オーストラリアとニュージーランドのパワーバランスが拮抗しているからです。この両国のパワーバランスが崩れるほどの事態は、今は起きていないと考えています。
そうなると、オージーキウイが1.15NZドルの壁を乗り越えることは考えづらく、何かしらのきっかけでトレンド転換が起きると考えるのが妥当かと思います。
もちろん、為替は生き物ですので理屈にそぐわない動きをすることも多々ありますが、投資をギャンブルにしないためにも、常に根拠に基づいて判断したいものです。
ただし、いくら考えても「理屈にそぐわない動き」をすることは起こり得ますので、そこについては丁寧にリスク管理をして備えるという対応を取りましょう。
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