【オージーキウイ 今後の見通し】RBAサプライズ値上げ!豪ドル上昇が続きそうだぞ。。。

お疲れ様です。みやすぐです。

久しぶりのオージーキウイの今後の見通し記事になります。

さて、なぜ久々に重い腰を上げてオージーキウイについて書きたくなったのかと言いますと、ちょっとトレンドが変わったと感じたからですね。

そんなわけでこの記事では、豪ドル/NZドル(オージーキウイ)の今後の見通しについて、難しくないやわらかい表現でまとめていきます。

RBAのサプライズ値上げ!

流れが変わったきっかけは、もはやオージーキウイの値動きへの最大の影響力としておなじみオーストラリアの「政策会合」であります。政策金利発表とか、今後の豪ドルの状況について、偉い人が発信する会議ですね。

2023/06/06の政策会合にて、オーストラリア中銀(RBA)は 0.25%の利上げを行うことを決定しました。これにより、政策金利は3.85%から4.10%にUP。

これに反応して、一斉に豪ドル高に振れ、オージーキウイも一気に豪ドル高NZドル安になりました。

 
みやすぐ
最近はレンジの中央値付近でウロウロしていたから、
久々にトレンドが出た感じだね。

何がそんなに影響度を強めたかと言うと、この利上げ、市場にとってはサプライズだったんですよね。しかも、前回の政策会合から2回連続のサプライズ利上げ。

RBAは声明でこんなことを言っています↓↓↓

 
RBA声明
黙って見てたらこのままインフレ収まるかと思ってたんだけど、
なんか思ってるより高止まりしてるから、手を出しますわ。

どうやらRBAは、今のインフレ率が目標とする期間までに収まらないと判断したらしく、それで利上げに踏み切ったということのようです。

RBAは2023年3月で利上げを一旦停止しており、市場はもうしばらく利上げはないと捉えていたため、この利上げ2連続に驚いてしまった、ということですね。

オージーキウイの値動きへの影響

昨年の秋ごろに肝を冷やした豪ドル高以降、しばらくNZドル高(チャートは下向きの動き)の流れが続いておりました。それがここにきて、一気に上値ブレイクしています。

オージーキウイの値動きは、オーストラリアとニュージーランドの政策金利の差が影響していると言われています。

RBAの政策金利がRBNZの政策金利よりも高ければ豪ドル高(チャートは上向き)、RBAの政策金利がRBNZの政策金利よりも低ければ豪ドル安(チャートは下向き)になります。また、大きな差がなければ、レンジ相場を形成することになります。

オーストラリアがサプライズ利上げしたことにより、オーストラリア>ニュージランドの情勢となっているというのが現状ですね。

抜けるところ抜けちゃったんで、このあとは直近高値の1.109NZドルの突き抜けチャレンジして、抜けちゃったらだいぶ高いところまで行っちゃいそうですね。。。↑の画像の青ラインの、何段目で折り返してくるかを考えるような感じになりそう。

利上げは続くのか

オージーキウイの上値の目途を考えることは、「RBAがどこまで利上げを続けるか」を考えることとほぼ同義と考えて良いかと思います。

そう考えたときに、割とまだ利上げ続行の要素の方が強く、今回のRBAの声明文で「インフレがこの後どう収まっていくのか管理できなくなってきた(´;ω;`)。後からインフレ退治しようとするとめっちゃ大変だから今のうちに利上げして片づけたい」みたいなことを表現していたこともあり、少なくとも市場ではすでに7月の利上げも見込んでいるような状況です。

今のチャートの強い上昇の値動きは、今後の利上げを織り込みに行っているせいとも言えるかもしれませんね。

ただ、RBAは割と保守的な姿勢を取るのが普段のパターンなので、インフレへの不安と同じくらい、利上げしたことによる経済への悪影響も不安視してるはずだと思うので、やってもあと2回~3回の利上げかなぁと、個人的には思っています(一旦は利上げ停止してたくらいですからね)。

ちなみに、一方のニュージランドは「政策金利はしばらく今の水準で良い感じ」的な宣言をしているので、ニュージランドが強くなることによるオージーキウイの上昇停止の可能性は少ない気がしますね。

今後の見通し

オーストラリアが利上げ続行、ニュージーランドは利上げ停止の流れが見えてきた中で、トレンド的には豪ドル高NZドル安が継続されると見るのがセオリーかと思います。

次回、次々回のRBA政策会合の発表が強く影響するところではありますが、少なくともしばらく豪ドル安のレンジ帯に戻ってくることはなさそうかなと見ています。

具体的な上値の目途については、先ほども述べたとおり、まずは直近高値の1.11NZドル付近ですね。ここの攻防がどうなるかが重要だと思います。

あまりにあっさりと超えた場合、むしろ完全に今後の利上げを織り込みに行っていて、次回、次々回のRBA政策会合では利確の売りに押されるということにもなるかもしれません。

変にジワジワ上がって行くほうが嫌で、なんとなく昨年高値の1.15NZドルに近づいた時の値動きが脳裏にチラつき始めてしまい、また秋に高値更新の動きになっちゃうかもしれませんね。

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