<注意>
この記事は、オージーキウイに関する最新の記事ではありません。
最新の記事は以下のサイトマップから「今後の見通し」の最新記事を参照ください。
お疲れ様です。みやすぐです。
トラリピ最強通貨として名高いオージーキウイ。多くの方がトラリピ運用の主軸としていると思います。
相場観を重要視しない自動売買運用とはいえ、やはり最低限の相場の見通しはあるに越したことはありません。
この記事では、豪ドル/NZドル(オージーキウイ)の今後の見通しについて、やわらかい表現でまとめていきます。
今回はRBAのサプライズ利上げによる豪ドル高の上値の目途について考えていきます。
5月のRBA会合でサプライズ!
RBA(オーストラリア中銀)は本日の政策会合にて、0.25%の利上げを行うことを発表しました。現在の0.10%から0.35%に引き上げとなります。
市場の予想では「0.15%の利上げか、もしかしたら据え置きかも…」くらいの感じだったため、みんなびっくり。しかも、声明ではこんな発言も飛び出しました。
いままでコロナのせいで景気落ち込むと思ってお金配ってたけど、もうやめる!これからは経済引き締める!今後もまだまだ利上げしていくよ!
豪ドル市場的には、最後の一言が強烈な後押しとなりました。「今後もまだまだ利上げを続ける」という説明により、豪ドルには買いが殺到、オージーキウイも1.10NZドルと言う久々の高値に到達したのでした。
まぁ、そろそろコロナ経済からの脱却していかないといけない時期ですし、RBAは今が好機と判断したのでしょう。
インフレを落ち着かせたいRBA
RBAが利上げを行う最大の理由は、今のインフレ率をもう少し落ち着いた値に抑えたいというところにあります。これは、最近利上げが盛んなアメリカやメキシコとも一緒ですね。
オーストラリアのインフレ目標は前年比「+3%」とされています。しかし、直近の発表では前年比「+5.1%」。RBA的にも、ちょっと激し過ぎという考えなのでしょう。
RBAはこのインフレ率を「2024年中に+3%に落ち着かせる」という分析の元、引き続き追加利上げを行っていくようです。
つまるところ、このインフレ率が収まるまでは利上げが続き、豪ドル高に追い風が続くというのがセオリー的な考え方になるでしょう。
「えー、私のトラリピちゃん、レンジアウトしちゃう?」
って心配になりますよね。その気持ち、よくわかります。でもね、クロス円ではなく、オージーキウイという目線で豪ドルを見ると、ちょっと見方は変わってくるんじゃないかなって、私は思います。
だって、少し前にニュージランドドルに対して、みんなが同じことを言ってたってこと、覚えてますか?
直近の値動きは?(2022/5/4時点)
さて、今後の見通しの前に、直近の値動きを見てみましょう。
2021年中は、オーストラリアとニュージランド、両国の政策金利の差が開いていく予測により下降トレンドに入っていましたが12月中旬に入ってから上昇転換。あれよあれよという間に強いトレンドは継続され、いまでは1.10NZドル到達というわけです。
ことオージーキウイの値動きの場合、豪ドルが強いというよりもニュージランドの政策がネタ切れ感のせいのような気がします。
思い出せば、昨年の8月頃はRBNZ(NZ中銀)のサプライズ利上げでオージーキウイは大きく下落し、その際「この流れはニュージランドの利上げが続く限り変わらんぞ!」って焦ってましたよね。
ところが、その後のNZは利上げをしても「材料出尽くした」とか言われて値を下げる始末で、蓋を開けてみれば昨年の年末以降、オージーキウイの値動きは元のレンジに戻っていきました。
今後の見通し
現状、手元に揃った情報から整理すると、
・RBAが利上げをすると豪ドルは上がる。
・RBAの利上げはインフレ率が落ち着くまで続く。
・RBAはインフレ率が落ち着くのは2024年だと予想している。
ということなので、2024年まではこのトレンド(豪ドル高)が続くと考えられる…というところなのですが、実際はそんなに長く上昇トレンドは続かないと思っています。
だって、昨年の夏のRBAの会合で、RBAは「利上げ条件が2024年まで達成されない」とか言っていたんです。声明って言ったって、これくらいあてにならないもんなんですよ。
だから、今回の声明がどこまで実現するかなんて怪しいところだし、基本的にレンジ相場になるオージーキウイの本質が崩れたわけでもありません。
むしろ、RBAがじわじわと利上げをしたほうが追い風は長く吹いたわけで、今回サプライズ的に一気に利上げをしてしまったために追加利上げの余地は少なくなったとも言えますし、そう考えると追い風期間が短くなったとも考えられます。
いまはニュージランドのほうのプラス材料が乏しくて豪ドル高に振れていますが、そのうち「豪ドルも材料出尽くし」とか言われて落ち着いてくることでしょう。
気にするべきは、今回の上昇トレンドによる上値がどこか、というところでしょう。
最近の高値はすでにブレイクしてますので、この先の目途としては2018年8月の高値の1.117NZドル、そこも超えてくるようだと2017年11月高値の1.127NZドルあたりかと思います。
そこをさらに超えて、1.13NZドルを突破するというのは、まだ今の材料ではパワーが足りていないように思えます。
そもそもオージーキウイの値動きが、オーストラリアとニュージーランドの政策金利により決まるという特性がある以上、今後さらなるオーストラリアの利上げによりニュージランドとの金利差が狭まってくれば両国のパワーは拮抗してくるわけで、そうなるとだんだんとレンジ中央に落ち着いてくるのではないかというのが見方ではないでしょうか。
オージーキウイの今後の見通しについては、引き続き材料が発生次第、記事にしていく予定です。トラリピにとって、前向きな材料が出てくるとうれしいですね。
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